中西由明
株式会社日本ケイテム
愛鷹製作所 工程長
2015年に新卒で日本ケイテムに入社、今年で7年目になります。学生時代に工場でアルバイトをしており、そこでモノづくりの面白さに目覚めました。入社後は医療機器を製造している製作所に配属され、大きな異動を経験することなく、静岡県で一人暮らしを満喫しています。
自分の裁量で生産組織を作りあげてゆく面白さ
入社して最初の仕事は医療機器のセット業務でした。出来上がった製品を箱詰めする工程で、慣れるのにさほど時間はかかりませんでした。作業に習熟したころから、少しずつ管理業務にも携わるようになり、作業後に資料を作ったり、会議に参加したりと、リーダーの補佐として少しずつ経験を積んでゆきました。本格的にリーダー業務を任されるようになったのは、3年目からだったと思います。30名のメンバーの配置や労務管理、生産進捗などを担当していました。その後、一時的にクライアント協力会社での新ライン立ち上げ準備に携わり、今は工程責任者として40名程のメンバーの管理を行っています。
この仕事の面白いところは、労務管理と生産管理の両方についての裁量があり、自分の理想の工程を作ってゆけるところです。例えば新人スタッフさんが配属される時に、研修結果を見ながらどの作業に就いてもらえると力を発揮してもらえるかを考えながら配置を決めてゆくのですが、それがぴたりと当たり、効率よくラインが動いてくれると、達成感でいっぱいになります。特に今担当している工程は、立ち上げから携わっているので、余計に「自分の工程」という意識が高いのかもしれません。
メンバー全員が前向きな気持ちで働けるよう心掛けています
工程作業については、ある程度把握はしているものの、全ての作業に精通しているわけではありません。そこで必要なのは、作業をしているメンバーと同等以上の知識を持つこと。同レベルの知識でコミュニケーションを取るようにしておくと、何か指示をしたときにも言うことを聞いてもらいやすくなりますし、おかしな指示も出さなくてすみます。また、職場では色々な方が働いており、一人一人に気持ちよく前向きに働いてもらうことが、工程全体の結果につながりますから、指示する場合の言い方一つにも気を遣うようにしています。
これは、自分自身上司から繰り返し教えられたことで、また、自分自身も前向きになれるような言葉を数えきれないくらい皆からかけてもらいました。この文化は製作所全体に根付いており、誰でも前向きな気分で仕事に就いていただける環境だと思っています。
楽な仕事というものはないと思います。ただ、製造現場では生産に関する知識やノウハウを得ることができますし、人を上手に動かすという経験を積むことができます。私自身ももっと経験を積み、さらに重要なポジションにもチャレンジしてゆきたいと思っています。
ある1日のスケジュール
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7:45
製作所へ出社。前日の生産結果の確認。
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8:00
クライアント朝礼に参加、情報共有や各種報告などを実施。必要に応じ、指示を受けることも。その後、朝礼内容をシフトリーダーに落とし込み、都度指示を出します。
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9:00
工程内を巡回。生産状況やメンバーの様子を見て声をかけたり、目についた箇所の清掃などを行います。
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11:00
事務所に戻って、工程責任者同士の情報交換。
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11:45
工場なので、決まった時間に皆で昼食。
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12:30
各工程責任者、製作所運営メンバー全員でミーティング。連絡事項をはじめ、各工程で起きている問題点などを共有し、解決の道筋を立ててゆきます。
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13:30
再度工程内を巡回。
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16:00
交替時の各種引継ぎ。夕勤メンバーの朝礼に参加したり、必要な指示を出したりします。
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17:00
事務所に戻って、事務処理などを行います。
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18:30
帰宅。今日は何を食べようかな~。
所属部署・担当業務・役職は取材当時のものです。